- お口の健康
日本人に多いと言われる口腔ガン、意外と知られていないのですが、わたしたち歯科医師は、歯科検診や治療の際に発見することがあります。
今回は、あまり聞き慣れない口腔ガンについてのお話です。
口腔がんとは、字のとおり口の中にできるガンのことです。
舌、歯肉、頬粘膜、口腔底、口蓋、口唇などにできます。
口腔ガンは、ガンの中でも希少と言われていて、全体の1%ほどと言われています。
いろんな部位にできるのですが、圧倒的に舌にできる割合が多く、わたしが発見した患者さんもほとんどが舌でした。
割合は、以下のようになっています。
✓舌:60%
✓下顎歯肉(下の歯茎):11.7%
✓口腔底(舌の下部):9.7%
✓頬粘膜:9.3%
✓上顎歯肉(上の歯茎):6%
✓硬口蓋(上顎):3.1%
統計的には、女性より男性の方が多いようです。
原因としては、飲酒や喫煙が習慣になっている、むし歯、不適合な義歯など、口腔内が不衛生であることが考えられます。
これらは生活習慣を改善することによって、ガンの予防にもなります。
ご自身の生活を一度振り返ってみてください。
口の中は普段目にする機会が少ないので、自分で発見するのは難しいと思うのですが、例えば色が変色している部分があったり、硬さや腫れがあったりするのが初期症状です。
ただ、口内炎が長引く場合は要注意です。
以前、口内炎だと思い放置している間に舌ガンが進行して、亡くなられた芸能人の方がニュースになりました。
当院では、口内炎がある場合はレーザー治療を行います。
だいたい2、3日で改善するのが普通なのですが、それ以上経っても改善されない場合は、口腔外科で精査してもらうようにお伝えしています。
以下のような時は、かかりつけの歯医者さんに相談してください。
✓口内炎が2週間以上治らない
✓義歯の不適合でできた傷が治らない
✓粘膜にただれがある
✓しこりや腫れがある
✓唇や舌が痺れたままである
✓舌や歯肉に斑点がある
もし口腔ガンと診断されたら、外科手術、放射線治療、抗がん剤などの薬物化学療法のどれか、あるいは併用での治療になると思うのですが、やはり早期発見が重要です。
そして、口腔がんにならないためには、お酒やタバコを控える、むし歯や不適合の義歯を放置しないなど、お口の中を清潔に保つことが大切です。
また、定期的に歯科医院で検診を受けることも、予防や早期発見につながります。
ガンは早期発見、早期治療が大切です。心がけていきましょう。
YouTubeでもご覧ください。
https://youtu.be/X9mRgprHX_Y?si=b3yC8fP-7PGzTH9O
柳原歯科医院
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